君は輝ける星

 

 


「んー?何でしょう、愛知の星」
「よせ」
「愛知の星はぁ、女の子からの手紙を大事にとっておきま〜す」
「………
「あたしのあげた参考書は古本屋に売っちゃうくせにね。何、このお手紙の山」
「知らねーよ」
「ファンがたっくさんですか。あらまぁ、可愛い封筒」
の手からピンクの封筒が取られる。
「あっ」
「あ、じゃねーよ」
「あぁぁぁぁっ!」
「……ウルセー女」
「……バカ」
「はいはい」
「もういい」
「はいはい」

いつもこんな調子。愛知の星、こと、諸星大。
愛知の星、の、女神、こと、

「あ、アルバム発見」
「見んな」
「イヤ。見る」
パラパラとページを捲る。
「中学生の愛知の星」
「ゆーな」
「………愛知の星」
「テメェ」


途切れた会話。黙々とアルバムを見る


「イキナリ黙んなよ」
「あ、あぁ、ゴメン」
「そんなん見て何が楽しい」
「…………ちょっとした発見をしました」
「は?」
「中学の頃の大ちゃん」
クイッと顔を上げる。
「に、恋をしてしまった」
「あ?」
「カッコイイね」

笑う、女。無性に可愛くて。でも、言わない。チョーシ乗るだろうから。

「あたりめーだろ」
「偉そうに」
「偉いんだよ」
傍らによって、アルバムを閉じる。
「まだ見たい」
「アトで」
「……ケチ」

「なに?」
「………チューさして」
「……おう」


君はボクの、輝ける星。

 

 


うちの大ちゃんは俺様なんです。
02/07/14  ×